人生最高の

私が人生史上最も面白かった本を紹介します。

 

穴  HOLES (講談社文庫)

穴 HOLES (講談社文庫)

 

 

 

ドリトル先生航海記 (岩波少年文庫 (022))

ドリトル先生航海記 (岩波少年文庫 (022))

 

 

 

霧のむこうのふしぎな町

霧のむこうのふしぎな町

 

 

 

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

 

 

 

上に挙げた本たちは、全て”児童書”です。

10歳~13歳くらいの時期に読んだものだと思われます。

大人になってからどんなに素晴らしい小説を読んでも、小学生、中学生の時に味わったあの感動、興奮には到底及びません。

なぜあの頃はあんなに楽しかったのでしょう。テニススクールに行くのをサボって部屋の押し入れに隠れて夢中で本を読んでいた記憶があります。

 

大人になって、そんな夢中になって読書できる機会はあまり無いですね。

よく言われるような「感受性が衰える」問題なのか、小説のパターンなどに慣れてしまうからなのか。

そのへんの原因は分かりませんが、とにかく子供の頃の方が読書が楽しかった。圧倒的に。

 

本以外でもそうです。

 

漫画だと「キャプテン」や「こち亀」や「ワンピース」

 

ドラマだと「女王の教室」や「HERO」「仮面ライダー

 

遊びでも、当時の「缶蹴り」や「けいどろ」や「水切り」より楽しいことって、大人になってからはそうそうありません。

 

そんな中、私の人生史上最高の映画はというと……

 

 

 「勝手にふるえてろ」(2017年公開)

勝手にふるえてろ [DVD]

勝手にふるえてろ [DVD]

 

 

「ピンポン」だとか「ドラえもん」だとか「千と千尋」みたいな、私的映画ランキングトップに君臨し続けた作品たちを押しのけて、昨年末に観た「勝手にふるえてろ」が最高の作品となりました。

 

 綿矢りささんの小説を原作とした映画です。

原作も半年くらい前に読んだのですが、あまり覚えてないです。その後観た映画が素晴らしすぎて記憶が上書きされてしまいました。

 

内容は、プライドが高い自意識過剰のオタク女の恋愛劇、といった感じですね。

コメディ要素が強くて、松岡茉優さん演じる主人公「良香」のキャラクターにとにかく惹かれます。

ネタバレしたくないので内容はあまり言いたくないです。

「このへんで生き方を変えなきゃいけない」という強いメッセージを感じました。

上映後の映画館で呆然として立てなくなって私一人だけ残っていると思ったら、劇場内にもう一人、私と同じように呆然と座っている女性がいました。

無言で立ち去りました。

 

 


映画『勝手にふるえてろ』本編映像◆愛すべき“暴走ガール”ヨシカの「は!?」5連発!

 

「いや流れでしょ。え、なんかごめん。は?」

 

なんでしょうこのセリフ。なぜこんな不自然で自然な言葉を生み出せるのでしょう。

非常に好きです(LOVE)

 

私がこの映画をここまで気に入ったのは、主人公の良香に恋したからではないか、という指摘を受けるかもしれませんが、それはその通りなので、お引き取りください。