アイドルのツッコミ
1.馬鹿な大人は子どもをなめる
子どもの頃の自分は、大人(親や先生)への対抗意識が強かったように思います。
とにかく大人というものは、子供をなめていて、人間扱いしていません。(もちろん私もそうです。)嫌いになるのも当然だと感じます。
しかし中には、多少マシな大人もいました。子どもをあまりなめていない、割と人間扱いしてくれる大人も少数ですが存在します。
(大抵どの学年にも一人くらいはフレンドリーで接しやすい先生がいたと思います。私が一番好きだった先生はクラブ活動の際に「卓球で負けたら土下座する」という遊びを開発し、勝ったら生徒に土下座させ、負けたら生徒に土下座していました。)
そういう人は決まって頭がいい。
これについてちょっと考えてみました。
まず、頭がいい人というのは、決まって成長速度が速く早熟です。
幼いころから思考が発達していて、きちんと思考できる。
対して馬鹿な大人は往々にして晩熟です。
晩熟ということはつまり、
幼少期の知的レベルと現在の知的レベルに大きな差があります。
これが子供をなめてしまう原因なのではないでしょうか。
「自分はあのころはバカだったんだから、お前らもその程度だろう」という理論で、子供たちを蔑み虐げようとする大人はとても多いです。
気を付けましょう。
(子どもの頃に感じた大人への不満や怒りというのは、歳と共に薄れ忘れていってしまいます。同じ過ちを繰り返さないために、感情をきちんと記録しておきたいです。)
2.アイドルのツッコミ
全然違う話をします。
最近、東京ホテイソンという芸人が気に入っています。
よく魔法の管を使ってネタ動画を見ています。
その流れで、「アイドルが芸人とコンビを組んでネタに挑戦してみる」という企画の動画を視聴しました。(さすがに動画を貼るわけにはいかないので「それっぽいキーワードで検索したもの」を置きました)
アイドルの「K」さんは基本的にきちんとネタを憶え、他の芸人さんがおっしゃる通りきちんと間もとれ、演技もできています。「クリオネの尺」のツッコミも上手い。
でも、その直後の「クリオネの尺やないかい」がヤバい。
下手すぎる。全身がムズムズするような異常な下手さ。きつすぎてヘッドホン外してしまいました。
次の展開でも同様に「マナティーのボルテージ」はイケるのに「マナティーのボルテージやないかい」が死ぬほど下手です。
東京ホテイソンのネタというのは(どんな芸人のネタでもそうですが)オリジナリティがあります。特に彼らのネタでは溜めるツッコミが一番のオリジナリティでしょう。
それを真似するというのは、誰にとっても人生で初めての経験です。
初めて真似るのであれば、まっさらな状態からの吸収です。
目の前にあるものを、ただ真似ようとします。
それならば、ある程度のレベルまではできちゃうことも多いでしょう。
ではなぜ「クリオネの尺やないかい」だけ異様に下手なのでしょうか。
東京ホテイソンの漫才の中で登場する「〇〇〇〇やないかい」という部分だけは、よく聞く「定型のツッコミフレーズ」です。他のアイドルがやった所も見たことあるでしょうし、実際に会話で使うこともあるでしょう。
抑揚のない「〇〇〇〇やないかい」や「なんでやねん」の言い方、手をチョップの形にして相手の肩や胸に甲を当てる動きなど、
いわゆる「アイドルのツッコミ」というものは確立されていて、容易に想像することができます。(アイドル番組とかではわりとあるはずです。たぶん。)
結果、そのツッコミ部分だけが眼前の「東京ホテイソンのネタ」ではなくて「アイドルのツッコミ」のイメージに引っ張られ、模倣することを忘れて思考停止でやってしまう。
だから、そこだけ不自然に浮いて、異様に映ってしまうんだと思います。
「完コピ」が難しいというのも、実は「同じことをする」よりも「違うことをしない」ことの難しさが原因なのかもしれません。(ジャンルにもよりますが)
人間はどうしても自分の知識や経験に頼ってしまうものです。気を付けましょう。
テンプレは怖い、という話でした。
3.前回の記事について
前回、真面目(風)なことを書いて恥ずかしかったのと、オチが思いつかなかったので、えちごさんをネタにして申し訳ありませんでした。
アレ、まだ少しずつですが実践していきたいと思います。
新たに
ハンカチやティッシュを持ち歩く、というのと
腕まくりをするときは綺麗に折る
というのに気付いたので項目に追加しておきます。
4.早起きは思ってたのの15倍くらい得だった
最近、早寝早起きな週末と自堕落な週末を両方経験したのでその差について。
夜更かしする→夜更かししちゃった、明日の時間が減るやん(ネガティブ)→
作業効率が落ちる→夜更かししたのに作業進んでない(ネガティブ)→
寝る→起きたら今日あと半分しかない(ネガティブ)→作業効率が……
早く寝る→今日まだいっぱいある(ポジティブ)→
作業効率が上がる→うれしい(ポジティブ)(元気)→
作業効率が上がる→……
かなり単純なことですが、やっぱり早寝早起きが一番です。