続々・小学生が好き

 

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続・小学生が好き - たくらだ猫の隣歩き

 

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小学生が好き - たくらだ猫の隣歩き

 

 

今回はもう説明不要でしょうか。小学校5、6年~中学時代編です。

 

小学5年生の夏、長崎から熊本へ引っ越しました。

前回の記事の通り、私は自室が貰えることに目が眩んで友達との別れなんか気にしていませんでした。転校も慣れているし友達を作る自信もありました。

 

その土地にはその土地の文化があります。私が熊本に行って感じた「差」がこちら。

・クラスの男女の溝がほんの少し深い。

・放課後に遊ぶときは屋内でDSをすることが多い。

・野球をやっている奴がいる。

・放課後も同じクラスの友達と遊ぶことが多い。

 

 

色々と差は感じたものの、小学生はすぐに順応します。残りの小学生生活は、明るく元気で聡明な少年として過ごしました。

 

ちなみに、長崎弁と熊本弁も全然違います。(先日Twitterで「九州外の人は九州が全部博多弁だと思っている」という情報を目にして驚いたので一応。)

個人的な感覚ですが、長崎弁は「~~けん。~~さ。」などの軽い印象。熊本弁は「~~たい。~~と?」みたいな野暮ったい印象です。どちらもあまり好きじゃないので、東京に来てからはほとんど使っていません。

 

 

《その他小学生時代にあったこと》

・運動会で応援団をする。(大した思い出ではないですが、初めて「先輩」という存在を感じました。そんなわけないですが、いまだにこの頃の「先輩」の6年生達より大人になれている気がしません。)

・「6年生を送る会」でオリエンタルラジオの武勇伝を披露する。体育館では思ったより声が通らなかった。多分ゲロスベリ。

・卒業するときに一人で公園にタイムカプセルを埋めたが、恥ずかしくなって翌日に掘り返して捨てた。

・音楽の先生に言われて女子だけの合唱部に入らされた。地獄だった。

 

 

小5の秋、兄の影響でソフトテニスを始めました。地元の小学生だけの小さなクラブチームに所属し、週2~3回練習していました。

クラブチームの同世代メンバーはみんな別の学校の生徒でした。なんとなくチームに溶けないまま時間が過ぎていき、「なんとなく溶け込めないキャラ」を確立してしまいました。

練習に行きたくないときは部屋に隠れて(自分の部屋がある!)、母親が買い物に出ていくまで『アミ、小さな宇宙人』なんかを読んで愛について考えてやり過ごしていました。

結局あまりチームに馴染めないまま卒業してしまいました。

 

 

中学でもソフトテニスは続けました。中学のソフトテニス部は同世代が25人いて、1年生に与えられた練習スペースは狭くてぼろいコート一面。流石に退屈でした。

1年の7月にあった市の大会で、準決勝に進出します。そして対戦相手は私と同じクラブチームのメンバーだった奴。中学生の私でも「熱い展開だ。」と明確に感じることができます。

結果はボロ負けでした。スマッシュにビビッて後ろに転び、スマッシュを頭に食らって帽子が脱げました。一番情けない負け方です。

1位と2位が同じクラブチームだった奴らで、3位が私。中学ではこれが最高成績で、これ以降は一度も入賞が絡むことはありませんでした。1位と2位の「奴ら」は県トップレベルの選手になりました。

小学校からやっていたというアドバンテージのおかげでしばらくは部活内でも上位の実力でしたが、抜かされるのは時間の問題だと分かっていました。数ヶ月でソフトテニス部もソフトテニスも嫌いになって、後はもう惰性で続けているだけです。練習時間中に水を飲みたくなったらいつも思いっきりボールを水飲み場方面に飛ばして飲みに行っていました。真面目に練習しようとするタイプの友人に何回か殴られました。

 

確か中学1年の冬に、「職場体験学習」みたいなイベントがありました。企業へのアポなどは先生たちが行っていましたが、「挨拶の電話をして初回で必要なものや準備するものを聞く」という事前宿題が出たことがありました。

私は中学校から家が近かったので、みんなが私の家に集まって、部活前にその宿題を済ませようということになりました。

そのせいで(その後数十分トランプで遊んだりして)部活に遅れて行ったのですが、コートには怒り狂った顧問が待っていました。無駄なことをして勝手に部活に遅れたということでガンガンに怒られました。

そこでお馴染みの「やる気ないんだったら部活やめろ」というフレーズで散々詰められます。私にはやる気がないため「これは辞めるしかない。お母さんに何て言おうか。」とぐるぐると考えてしまいました。

すると一緒に怒られていたRくんが「やめたくない。やる気はあるから続けさせてください」という主張を始めました。このRくんは人の悪口しか言わない男で、試合中に砂かけてきたり友達の弟に石投げて泣かせたりするとんでもない奴でした。そんな奴が急に素直になって謝ったので私はドン引きです。

Rくんはそれで許されたのですが、私はまだ「お前はどうなんだ。やめるのか?」と詰められます。私はどちらともいえずまた、“ヘラヘラ”していました。

 

何分か経って、先生から「もういい」と許しをもらいました。

その後ランニングをしながら、何故きっぱり「辞める」と言えなかったのかをずっと考えていました。せっかくのチャンスだったのに、なんて僕は意気地がないんだと自分を責めました。

 

今になって思うと、本当に辞めたいのなら別にその後でも辞めると言いに行けばいいはずです。覚悟が中途半端です。

中学生だからと中途半端なんだとも捉えることもできますが、どうもこれは私の本質なのかもしれません。

 

恥ずかしくなったので今回はここまで。

次回は中学生編を一通りやって、それで終わりにします。

普通の記事も書きたいですね。お題募集しています。